Diesel Division
ディーゼルエンジンはボッシュの母国ドイツで1897年2月17日に誕生以来、世界中の産業を支えています。船舶や鉄道、自動車の主機として、産業用機械や火力発電の主機として用途は様々です。これはディーゼルエンジンの構造がシンプルで耐久性が高く、トルクがある為、重い物を運んだり、長時間稼働し続ける動力源にピッタリだからです。
誤解をしている人も多いのですが、ディーゼル=軽油ではありません。ディーゼルはエンジンの開発者の名前でルドルフ・ディーゼルというドイツ人の名前が由来となっています。
このディーゼルエンジンはどんな燃料にも対応できるマルチ性があります。現在化石燃料への依存を下げようという取り組みが各地で行われておりますが、ディーゼルエンジンはそのマルチ性を生かし、今後開発されてくる新しい燃料に対応していくことができます。
弊社ではこの進化していくディーゼルエンジンに柔軟に対応していく為、設備を整えています。現在では新型燃料噴射装置のコモンレール式のポンプや、排気ガスの後処理システムのメンテナンスができるように対応を進めており、この動力を使う全てのユーザーの方に対応できるよう、弊社はサポート体制を整えています。
ディーゼルエンジンの要、心臓部とも言えるのがインジェクションポンプ(噴射ポンプ)です。ディーゼルエンジンの進化は燃料噴射装置と共にあったと言っても過言ではありません。
弊社では従来より、このインジェクションポンプのメンテナンスに深く関わってきました。
ディーゼルエンジンはトラックやバスはもちろん、船舶の機関や発電機、農耕機、産業用機械車両等の動力エンジン、病院等の非常用発電機など、その用途は様々です。
弊社はこれらに使用されているディーゼルエンジンが、産業や生活を支える大切な物であることを自覚し、メンテナンスに携わっています。
ですから、今なお使われている列型ポンプやPF型ポンプ、そして最新のコモンレールシステムのサプライポンプまで対応できるように、メンテナンス環境を整えています。
ディーゼルエンジン同様、弊社もまた縁の下の力持ちになれるよう進化しています。
コモンレールシステム
従来型インジェクションポンプ
排出ガス後処理システム(尿素SCR噴射装置)DENOXTRONIC
自動車用ディーゼルエンジンの排出ガス中に含まれる『NOx』を除去する為に、還元反応(酸素を奪い取る化学反応)によって無害な窒素(N2)に変換する装置です。
還元反応を起こす為の還元剤として『尿素(Adblue)』を用い、反応を促進させる為の『触媒(SCR)』内に微粒子化した『尿素』を噴射することで『NOx』を除去します。
この噴射する装置を『DENOXTRONIC(尿素SCR噴射装置又は尿素水溶液噴射装置)』といいます。
弊社ではこの『DENOXTRONIC』に使用されている、サプライポンプモジュールやドージングモジュールのメンテナンスを行っています。